らんじゃたいって何?沈香や伽羅と言われても?【麒麟がくる】

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漢字だと「蘭奢待」みたいですね。

蘭奢待とは?

蘭奢待は聖武天皇ゆかりの宝物を集めた正倉院に現在も収蔵されている。正倉院の目録上の名前は「黄熟香(おうじゅくこう)」。全長156cm、最大径は43cmと、成人女性ほどもある巨大な沈香(じんこう)で、原産地はベトナムからラオスにかけての山岳部とされている。(ソース:刀剣ワールド)

東大寺正倉院に収蔵されているものをそう呼ぶようです。

沈香、伽羅って?

そして一般的な言葉で言うと沈香(じんこう)で質の良いモノを伽羅(きゃら)と呼ぶようです。

沈香はジンチョウゲ科の樹木が幹の中に分泌した樹脂成分を採取した物。樹脂は、傷ついたり、害虫に食われたり、風雨にさらされたりすることに対する生体防衛反応として分泌され、1000年以上の年月を経てようやく採取できるようになる。中でも質の良い物は伽羅(きゃら)と呼ばれ、現代においては金の5倍以上の価格で取引されている貴重品だ。(ソース:刀剣ワールド)

なるほど大変長い時間をかけて出来るもののようですね。そして金の5倍以上の価値とは凄いですね。超貴重品です。

また少しずつ切り取って所有することが出来る。でも誰でも切り取れる訳ではなく天皇の許可が必要だったようです。

過去には足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、明治天皇などが切り取っているそうです。見つかっている切り取り箇所は38ヶ所あり同じ場所からも切り取れるので50回以上は切り取られたのではないかと推測されています。

それにしても明治天皇以来は誰もいないのでしょうかね?次はいつになるのでしょう?

麒麟がくる

どうやらこのドラマの中で信長が蘭奢待を欲しがる話が出てきたようですね(私は観てないですが)。

信長が正親町天皇(おおぎまちてんのう)の許しを得て蘭奢待を切り取ったのは1574年(天正2年)3月のこと。信長は天皇を超える存在、神になろうとしていたとも言われ、蘭奢待を切り取ることで、正親町天皇を威圧し、自身の存在を世に知らしめようとしたのではないかと考えられている。「信長公記」によると、信長は長さ6尺の長持ちに収められた蘭奢待を多門城に持ち帰り、御成の間の舞台に置いて「末代の物語に拝見しておけ」と家臣達に披露。そして過去の例にならって、足利義政の切り取り跡の横1寸8分(約5.5cm)ほどを切り取った。(ソース:刀剣ワールド)

それにしても信長の権力志向は激しいですね。

義政が切り取って以来、幾人もの足利将軍家が希望しても叶わなかったことなので、たいそう名誉に感じたという。信長は切り取った蘭奢待の一部を正親町天皇に献上し、正親町天皇はその一部を元関白の九条稙通(くじょうたねみち)に贈った。そこに添付された手紙には、「蘭奢待の香り 近きは伏せられ候。このたび不慮に勅封をひらかれ」とあり、強引な信長の要請に応じざるを得なかった無念が綴られている。(ソース:刀剣ワールド)

元々強引な印象がある信長ですがやはり強引だったのですね。断れなくて無念だったと。信長らしいと言えばらしいですが。

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