こりゃ大変なことですね。ある種の事件です。
概要
東洋経済のスクープです。
スクープ!東京女子医大で医師100人超が退職 一方的な経営陣の方針に抗議の意思表示か
超簡単にまとめると
昨年夏のボーナスゼロで看護師400人が辞職の意志を示して今度は医師100人超が今年の3月までに実際に辞めてしまったとのことです。
理由
ぶっちゃけ医師としては給料が安いらしい。
「給料が安くても東京女子医大の人気が高いのは、間違いなく国内トップレベルの医療が行われているからです。それに公的な資金を獲得して研究を行う場合には、女子医大のネームバリューが圧倒的に有利になります」(30代医師)
このように目的意識を持つ医師が、安月給を承知のうえで、東京女子医大を選択しているのだという。
(出典:東洋経済)
ブランド力に甘えて報酬を抑え気味にしていたってことですね。
実際の金額は?
「医師給料アップランキング」という医師用の転職サイト(かな?)に内実が書いてありました。
その中の「東京女子医科大学病院の医師給料」によると
東京女子医科大学病院では初任給としては月給26万円から28万円が相場になります。
あれ?研修医ならともかく頑張って勉強して医師国家試験通っての初任給としてもやはり結構安い感じですね。きっとこれ額面でしょうし。
そして
医師として経験や実績を積み5年から10年が経過する頃には年収約800万円程度まで得ることができます。
これも安いような。文系で大手の商社、損保、生保(かつては銀行もw)あたりにでも行った方が報酬良さそうです。
大体、医者ってめちゃくちゃ勉強してますからね。文系が勉強してないというわけではないですが比較したらやはり一般的に医者は勉強熱心だと思います。
さらに
全国平均に比べると少し低い相場ではありますが、大都市圏の大学病院でもあり優れた医師や医療技術が整っていることを考えると納得のいく年収金額といえます。
あらw。転職サイト側も分かってる。やはり報酬安くても東京女子医大のブランド力で医師も集まってくるだろうと踏んでいるのでしょうね。
今回はそれが裏目に出てしまった。
まとめ
病院って現場の医師は超大変だけど報酬低くて、理事長などと呼ばれる経営者が現場の医師ほど長時間拘束されている訳ではないのに良い報酬を得ている印象があります。ここは大学病院なのでその印象がそのまま当てはまるか分かりませんけどね。一度こういう印象が付いてしまうとなかなか医師も集まりにくい気がします。
また残された医師が大変そうです。新たにどれだけ呼べるのか?確か東大とのパイプが強いはずなので東大から来るのかな(あまり詳しくないので適当ですがw)?
病院経営も大変らしいので今後はこういうパターンが増えて行くのかもしれませんね。
コメント